川島 朗 作品展『 魔女綺譚 』 9.27(土)- 10.7(火)
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▫︎ 『 時の魔女 / ユーフェミア 』
▫︎ 品番 251002
▫︎ 年代・国 2025年 Japan
▫︎ サイズ 約309x187x60mm
▫︎ 配送サイズ 100-120サイズ
発送は作品展終了後になります
ボックス・アート作家 川島 朗の『 時の魔女 / ユーフェミア 』
2025年作品展『魔女綺譚 』出品作品
デジタルペイント、デジタルプリント、コラージュ、アッサンブラージュ、水性塗料、アクリル絵具、錆塗装、エイジング塗装、エイジング加工、樹脂造形、ジェスモナイト、ウレタンニス、木工
箱あり
Story
Ⅰ. 時の魔女
ユーフェミア。 仮面の内側に深い孤影を滲ませ、猫眼の光彩で時の贖いを見つめる魔女
掌には、瑠璃色に微睡む貝殻の試験管
ひと粒ごとに死者の記憶が沈殿している
時の呪文とともに耳殻に寄せれば、
失われた過去と未踏の未来が潮騒のようにさざめき、
世界は錆びた歯車の楽音に合わせて組み直されてゆく
IL.消失
芽吹く世界の胎動に呼応して、ユーフェミアは実存から剥がれ落ちる
時の記録からこぼれ落ち、誰の記憶にも物語にも寄港せぬまま
光と追憶が斜交する黄昏れどき、
呪文の余韻だけが、空洞を渡る風のように反響する
Ⅲ.顕現・再生
次元の澱み
かつて、生きた世界の残影を記憶の底に沈めたまま、
ユーフェミアは沈黙の中に像を結ぶ
それが過去か未来か、
あるいはすべての時と記憶を孕んだ球体の内部なのか、彼女にもわからない
ただ、時の裂け目に呪文を囁き、またひとつ、新たな世界を孵化させる
V.円環
ユーフェミア
時を統べるために、自らを時の砂に変えた魔女
仮面の奥、隠した瞳には、幾千の時の綻びが流星の破片のように漂っている
※装飾品は含みません
川島 朗 / 1975年、兵庫県生まれ
1997年より、個展・グループ展などでボックスオブジェやコラージュ作品を発表
その頃より一貫して、人々の心の奥に眠る遠い記憶(ノスタルジア感情)をテーマに作品を制作している
制作手法としては、架空の物語・神話・歴史・人物・映画・場所などを着想、
そのイメージに合う、古書や写真の切れ端・アンティークポストカード、古い手紙などを探し出し、それらエフェメラにコラージュ、ペインティング、ドローイング、アッサンブラージュ、フォトグラフ、CG、エポキシ樹脂、エイジング塗装など
様々な技法を加えて、自作の箱や額縁、ブロカントの小箱などに配置し作品を創り上げている
心の奥に潜む架空の物語世界を、ボックスオブジェなどのカタチあるものに創り変えることで、その物語に浮かび上がる無意識下の記憶をすくいあげ、言葉では表現できない思索的かつ神話的なものを発見したいと考えている
そして、その架空の物語、及び記憶が、未だ出会ったことのない多くの人々の記憶に微かな爪痕を残し、その人々の記憶の一部となれば、素敵なのではないかと日々考えながら制作を続けている
『記憶を紐解くことは、未来を見つけることである』
という、マッシモ・ドルトフスキの言葉にならって